近年何かと話題に上がることが多いバーチャルリアリティー。バーチャルリアリティーとはコンピューターを用いて人工的な環境を作り出すことができる技術のことで、専用の機器を使うことであたかもそこにいるように感じることができます。このバーチャルリアリティーは様々な場で活用されており、今後ゴルフ界にも影響を与えることが予想されています。
今回は、バーチャルリアリティーがゴルフの未来をどのように変えていくかについて紹介します。
ゲームの誕生
近年、バーチャルリアリティーを利用したテレビゲームが多数リリースされています。その中で注目されているのが、プレイステーション4用の「みんなのGOLF VR」です。
「みんなのGOLF VR」では、PS VRという機器を装着するだけで、目の前にゴルフ場が広がります。
創り出された世界は忠実に現実のゴルフ場を再現しているため、臨場感があります。そして、スイングの爽快さやラウンドする気持ちよさも体験することができるため、本当にゴルフをプレイしている実感を得ることができるのです。「みんなのGOLF VR」では実際にクラブを持つことはできないので、プレイステーションのコントロールをもってスイングをする仕様となっています。
これは現在リリースされているバーチャルリアリティーを使用したゴルフゲームのほんの一部であり、今後このようなゲームが増えていくことが予想されています。また、クオリティもより向上し、コースの緑の匂いや風までを感じることができるようになるでしょう。
バーチャルゴルフの誕生
バーチャルゴルフとは近年韓国で増えている、特別な施設でプレイすることができるシミュレーションスポーツです。バーチャルゴルフは、専用のVR機器を身に付けるところまではゲームと同じですが、広いスペースでプレイすることができるので、クラブをもってスイングをすることができます。
そのため、実際にプレイしている感覚を味わうことができるのです。また、VR機器の他にも正面には大スクリーンがありコースが映し出されているため、機器を外したとしてもゴルフ場の雰囲気を感じることができます。
バーチャルリアリティーはゴルフ界にどう影響する?
自宅やシミュレーション施設でゴルフができるのであれば、実際にコースに出てゴルフをプレイする人が減ると考える人もいるでしょう。
しかし、実際には正反対のことが予想されています。現在ゴルフに関する若者の興味が薄れており、ゴルフの競技人口は減少傾向にあります。しかし、バーチャルリアリティーを通してゴルフに興味を持つ若者が増えれば、実際にコースでプレイしてみたいと思う人も増え、ゴルフの人気が再燃することが期待されています。そのため、バーチャルリアリティーとはゴルフ界の救世主となる可能性があり、若者にゴルフの魅力を教える手段となることでしょう。