ゴルフを始めたばかりの方に限らず、ゴルフ道具を販売しているゴルフメーカーの評判はすべてのゴルフプレーヤーにとって興味のある話題ですよね。以前、お勧めのゴルフメーカーをご紹介しましたが、残念ながら相性やプレー歴によっては避けた方が良いゴルフクラブメーカーも存在します。ここでは、ケースバイケースによってできれば避けたいゴルフクラブブランドをご紹介しますが、絶対的ではなく、ひとつの意見として小耳にはさんでいただければ幸いです。
見た目で勝負では勝ち目はない!
ファッションのように流行を追ってモデル変更を頻繁に行うゴルフメーカーが増えてきていますが、このゴルフのアパレル化が特に顕著なのがシューズメーカーとして成長し現在は世界的有名なスポーツブランドであるナイキです。創立初期の頃は専用の工場でシューズを製造していましたが、作業者のストライキや運営方法の対立などで製造を他の国で行う方針に変更してから、在庫を作らないように特定数を製造した後はモデルチェンジを行うようになりました。これがゴルフクラブにも適用されているため、改良やフィードバックによって向上し続ける定番クラブが存在しない、ファストファッション式ゴルフクラブのみが製造ラインに並んでいます。飛距離よりおしゃれを追求したい方はどうぞ!
イメージ優先もほどほどに!
実用的なメタルヘッドを初めて商品化し、クレームが少なく万人に愛され、ゴルフアイテムに特化したブランドにテーラーメイドがあります。ゴルフ専門ブランドとしてその地位を築いてきましたが、売れないモデルが続いたことにより経営が傾き、世界的有名スポーツブランドの アディダス によって買収されました。その後のテーラーメイドのクラブコレクションは、安定(地味とも言います)さよりも目新しさを求めた「売れる」路線に変更され、顧客の購買意欲をそそるような宣伝とトリックが搭載されたクラブが販売されています。イメージ戦略にも長けているため、積極的にプロ選手に採用してもらい、そのクラブを使うことによって理想のスコアに近づけるといった幻想をアマチュアプレーヤーに見せていると言えるでしょう・・。
すべてのブランドに言えること
初めてゴルフを始める方にとって、ゴルフクラブをそろえるのは大変です。だいたい5万円から8万円前後でそろえることができるセットであれば、信頼性はあります。しかし車と同じで、モデルが古すぎると性能も落ちている場合が多いので、特に中古クラブを検討しているのであれば、製造年も確認しておきましょう。クラブ一式を同じメーカーでそろえる必要もないので、先輩からのアドバイスやネット上での口コミを鵜呑みにせず、まずは売り場で握った感覚を大事にしてください。特に「これさえあれば大丈夫!」と太鼓判を押しすぎているクラブも、もう一度よく考えてください。まずはレンタルして各クラブの使い方を実際にコースで体感してから、自分にはどのクラブが必要か検討するのもいいでしょう。ここに述べたことと相反するクラブを販売しているブランドは、一度冷静になって本当に自分が必要としているクラブか確かめる時間を持つことをお勧めします。